起こりうる急変・異変とは?

消化器内科では入院中に多い急変として吐血・下血があります。
吐血は口から血を吐き出すことですが、食道静脈瘤の破裂や胃癌・胃潰瘍による胃壁の損壊などが主な原因となります。
胃内容物と一緒に吐き出すことが多いため、大量の出血に思えて大変動揺する患者さんもいます。
看護師は冷静に嘔吐物を観察するとともに、不安を最小限にするような声掛けを行い、バイタルサインや身体状況を把握したうえで医師に報告します。
その時に嘔吐物や汚れた掛け物などは素早く目につかない所に片づける配慮は必要です。
下血は胃の中に溜まっていた血液が排出されたり、小腸や大腸の出血によって排出される場合があります。
出血部位によって色や性状が違うため、よく観察した上で素早く処理します。
吐血・下血とも出血量が多いとショック状態となるため、採血や補液・輸血など医師の指示に従って迅速に行動しなければなりません。
止血のために内視鏡下による止血術も必要となるため、一人ではとても対応しきれずパニックに陥ります。
そのため早い段階で他のスタッフに周知し協力を求めることが重要となります。
また消化器系の癌が進行し、終末期にある患者さんも少なくなく、いろいろな最後の場面に立ち会うことになります。
徐々に意識状態や血圧が低下している場合には、モニターを付けているのである程度の予測はできます。
しかし夕方まではいつもと変わりなかったのに、消灯後の巡視で意識が低下している状態を発見することもあります。
一般的には入院前に家族から急変時の対応について確認しているはずなのでそれに従います。
つまり急変時に救急蘇生をするか、しないかです。
しない場合は点滴や酸素以外に特に処置はせず、家族とともに最後の時間を過ごせるように配慮します。
救急蘇生を希望している場合にはただちに人手を確保し、蘇生を行います。

異変とは、普段は見られないような変化です。
肝臓癌や肝硬変の悪化では、最初は目の白い部分に黄染が見られたり、腹部が太ったと思ったら実は腹水が貯留していたなどの変化が現れます。
そうしたちょっとした変化を見逃さず、早期に異変に気づくことによって早期治療にも繋がるため、日頃の観察は大変重要です。

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