回復期リハ病棟における患者さんとの関わりについて

回復期リハ病棟に限らず、入院している患者さんの心理状態は家でのそれとは大きく違います。
一番多いのは、病気になることで弱気になったり意欲が低下し、何に対しても依存的傾向に陥ることです。
看護師の関わり方次第ではその依存的傾向がさらに増強してしまう場合もあります。
自己の満足感や達成感のために、過剰なケアの提供をしてしまい、残存機能を活かすどころか逆に奪いかねません。
人間はできることがあるのにそれを奪われることで意欲が低下します。
そのような残念なことにならないように、看護師は個人個人のフィジカルアセスメントを行い、その人の今ある能力だけでなく潜在した能力をも見い出せなくてはなりません。
そして普段のケアでは何にでも手を出すのではなく、見守りの姿勢がとても大切となります。
特に回復期リハ病棟では、自立を目指した見守りの技術が必要です。
ここで言う見守りというのはただ患者さんの動作を見るだけではありません。
そこには動作しやすい環境の整備や動作への声掛け、動作中の危険予知とそれへの対応、動作中のアセスメントなど看護独自のスキルが盛り込まれているのです。
このような高度な見守りの技術を日常生活全般に行うことによって、患者さんは安全と安心感を得られます。
もちろんできない部分には援助をしていきますが、患者さんは自分でできたというニーズを満たすことで、さらに次の目標を持つことができます。
しかし一方でリハビリが進み可動性が増えることによって、転倒のリスクが高くなります。
看護師は危険回避のためにやむを得ずセンサーマットを使用したり、時間をみてトイレ誘導するなど行動を制限してしまう場面もあります。
それらの行き過ぎた見守りは苦痛となり、監視と受け取られることもあります。
人手が足りない、忙しいなど働く側の理由によって倫理的なケアが損なわれてはいけません。
そのため看護師は患者さんの尊厳を脅かしてはいないか、尊厳を守るためのケアとは何かなどを常に意識しながら関わっていくことが大切です。

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