巡回健診の利用者さんとの関わりについて

各地域への巡回健診では数多くの利用者さんとの出会いがあります。
一番会話をする機会のある問診の業務でも、短い時間でしか話すことができません。
それでも何か困っていることがあれば、できるだけに力になれるような関わりをする必要があります。
問診では既往歴、喫煙や飲酒習慣、食事や運動のことなどを聴取することで、生活習慣病予防への意識づけや早期発見に繋げることができます。
普段は意識せずに生活していますが、このような健診では自己の生活を振り返る機会となります。
人の意識を変えるというのは難しいことであり、悪い習慣と分かっていて例え医者から注意されてもなかなか変えることができないものです。
よほど危機感や強い意志がなければ無理でしょう。
看護師としての発言でもそれ程の影響力は感じてもらえないかもしれませんが、小さなきっかけとなる可能性がある限りは健診の場で関わって行く必要があります。
実際に健診での腹囲測定がきっかけで食事制限をした結果、翌年の体重や腹囲が大幅に減ったという男性もいますから、健診も疎かにはできません。
ある時には問診の内容に関係なく自身の不満をぶちまけてスッキリした表情で去っていく人もいますが、
そういう人にとって健診はストレスの捌け口という役割をも担っています。
単身世帯や老老介護などによってストレスの溜まりやすい社会状況の影響がもろに健診でも感じられると言えますし、今後も増えていくでしょう。
短い会話をするにあたって気をつけなければならないのが接遇です。
健診に来ている利用者さんは皆お客様ですから、言葉遣いや態度はもちろんですが、誰に対しても公平な対応が望まれます。
こちらは健診内容を把握していますが、たまに健診に来る利用者さんにとっては不慣れな作業となるため、
相手の立場を考えた分かりやすい表示や説明をしなければなりません。
企業健診の場合には外国人の利用者も健診に訪れます。
マニュアルや通訳の助けも借りますが、簡単な英語での会話もコミュニケーションとして必要になる場合があります。
自分自身の為にも教養として身につけておいても損はないでしょう。

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