ICUと他職種、コ・メディカルとの関わり、必要な連携は?

ICUは様々な疾患をもつ患者さんが入室している事もあり、他職種と関わることも多く、連携しなければならないことも沢山あります。

では、どのような職種と、どのように関わっているのでしょうか。

医師

これは治療を行う上で関わることは当たり前ですね。OpenのICUなのか、ClosedのICUなのか、そのICU病棟の特徴によって担当する医師の科が違ったり、医師の関わり方も変わってきたりすると思いますが、必ず担当医や担当チームで医師は関わります。

医師は常に患者さんの近くに居るわけではないので、看護師が患者さんの状況や状態の変化を伝えて診察や処置に繋げる必要があります。

また、医師それぞれで処置方法が異なったり、使用したい物品が違ったりすることもあるので、看護師はそれを把握して医師がスムーズに介入できるようにしなければなりません。

患者さんの中にはICUに入室している間に他の疾患にかかる方もいます。そういった場合、主科だけではなく、コンサルトをして他科医師が診察に来る場合もあります。

その他にも、医師と信頼関係を築く事も大切です。医師から教えてもらう事も多々ありますし、それが自分の学びにもつながり、看護に生かすことも出来るからです。

薬剤師

看護師は、薬剤を使う場合にはその薬の薬効や作用時間、副作用などを把握した上で使用していると思います。

それでも、薬理作用が分からなかったり、薬剤の配合が分からなかったりと、どんなに調べても分からないことは次々と出てきます。

そういったときに薬剤師からアドバイスをもらう事が沢山あります。患者さんに対して薬の説明をするのも、知識豊富な薬剤師から直接説明があった方が患者さんも安心ですよね。

医師でも、薬の使用方法が曖昧な場合もあるので、薬剤師からのコメントを参考にする事もあります。薬に関して分からなかったときに、薬剤師が居ると本当に心強いです。

栄養士

ICUに入室している患者さんは、どうしても栄養状態が悪いことが多いです。患者さんの中には口から物を食べられる方も居ますが、胃管や胃瘻などを使用して摂取される方も沢山居ます。

経口摂取の場合は、食事摂取が進んでいるか、嚥下状況や食事の好みなどを考慮して適宜食事形態を変更する必要があります。患者さんによってはこだわりが強く、病院食は嫌だといった方もいるため、栄養士に相談することがよくあります。

経管栄養の場合は、吸収状況や排泄状況も考慮する必要がありますし、患者さんの疾患によっては、状態に合わない栄養も出てきます。

どちらの場合も、看護師や医師だけで考えずに栄養士の介入を依頼しますし、アドバイスを受けます。

臨床工学技士

ICUでは、人工呼吸器や透析の機械など、沢山の医療機器を使用しています。そのメンテナンスから稼働まで臨床工学技士の力を借りないと出来ません。病院によっては、臨床工学技士が全て管理する所から、看護師が機械を管理する所まで様々だと思いますが、どちらにせよ、機械の専門家の力がないと安全に確実に患者さんを見ることが出来ません。

理学療法士・作業療法士

ICUでは、全身状態が落ち着けば、早い段階からリハビリを開始します。そういったときに理学療法士や作業療法士の力が必要になります。

どうしても、臥床状態が続くと筋力が低下しますし、それが長期にわたれば廃用症候群になるリスクだって出てきます。

ただ、看護師が闇雲にリハビリを行ってもいけないので、どの筋肉の筋力が低下しているのか、どうやってリハビリを行えば良いのか、ポジショニングはどのようにとればいいのか、など理学療法士や作業療法士に直接介入してもらったり、アドバイスをもらったりします。

また、肺理学療法も取り入れることで、人工呼吸器の合併症も予防でき、人工呼吸器の使用期間を短縮できる可能性もでてくるので、それに関しても介入してもらう必要があります。

言語聴覚士

人工呼吸器の使用期間が長かったり、疾患の影響で嚥下機能が低下している場合があります。

そういった方にはすぐに食事を召し上がっていただくことは出来ないため、嚥下の訓練が必要になり、言語聴覚士の力が必要になります。

嚥下の機能を確認して、今はどれくらいの食事形態ならば摂取ができるのか、看護師としてはどういったケアが必要か、患者さんに直接介入してもらいアドバイスをもらいます。

そうすることで、徐々にリハビリを進めて行くことが出来るのです。

感染対策チーム

これは、医師や看護師、栄養士など様々な職種が集まって出来るチームです。どうしても、担当医師や看護師だけでは発熱の原因が分からなかったり、何の薬をどのように使用して良いのか分からなかったりします。そういった場合に、コンサルトをしてアドバイスを受けます。

まとめ

今回挙げたものは、一例に過ぎませんし、このほかにも様々な職種が関わり患者さんの回復の援助を行っています。先に挙げたように、患者さんに直接関わって介入する場合もありますが、一方で、他職種間で勉強会などを行って知識の共有を行って、医療の質を高めることもあります。

医療現場に居る以上、連携をとるにはどうしてもコミュニケーションが必要になりますし、他の職種がどのような役割や機能をもっているのか知っている必要があります。そのため、看護師は、他の職種に興味を持って関係性を築く必要があるのではないかと思います。

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